地球から見ると銀河にはいくつもの星たちが輝いていて、それらは日毎ゆっくりと動いている。
片や
宇宙から見ると地球には沢山の人間たちが騒めいていて、それらは日ごと次々と生まれている。
古から人は天文へ想いを馳せて観測を重ねながら相関を調べていたけれど、ケプラーやコペルニクスさらにはアリストテレスといった科学者たちが活躍する以前、紀元前3000年には既に星座が誕生していたそうだから、暗闇に燦燦と輝く星達の物語を人々は畏敬の念をもって空に紡いでいたのかもしれない。
古代バビロニアでは天の星々と神々が結びつけられ、天の兆候が地上の出来事の前兆を示す、と考えられて君主は国政を行っていたそうだから、現在に至るまで象徴学として占星術が発展してきたのも頷ける。
2020年は、おそらく人類にとって多きなインパクトだったことは誰しも体感に相似ないと思う。占星術でも昨年の冥王星と土星の配置は500年ぶりなうえ、歴史的にもこの配置の時には重要な出来事が起ってきたようだから、見上げる星達の配置が今も私たちが住む地球上の出来事を象徴しているのだとすれば、それは一体どんな象徴なのか、ちょっと読み解きたくなる。
「神は細部に宿る」ように、私たちの出生の配置もまた、ひとりの人間を象徴しているのだそうだ。正確な出生時間が分かれば、自分のホロスコープを算出し、星を読む人によって自分を知ることができる。こういった人と出会うこともまたご縁というものだなと思うけれども、私もひじり法子さんという方に自分のホロスコープを読んでもらう機会に恵まれた。
あくまで私の個人的な感想だけれど、自分の備忘録のために下に残しておく。
先ず出生時の星の配置から自分のホロスコープを算出し、そのホロスコープが示すそれぞれの象徴を教えてもらう。そしてそれらを今までの自分史と照合して、自分自身の傾向を知る。
自分の思考パターン、行動パターンが、星々の配列や配置と関連している場合もあって、これはいわゆる占いという感覚ではなくて、ある意味、歴史を紐解くとか、無意識を観るといったような、今までにはない自覚が必要な作業となるのかもしれない。
自覚といっても、いつも内省している自分にフォーカスするという心理的なフォーカスの仕方ではなくて、もっと客観に、外側からの観察。
ミクロなフォーカスは、小さな凸凹も火星のクレーターのように巨大に感じてしまうかもだけど
「ひとりの人間の傾向」とズーんとマクロに割り切ってみると
詳細なプラマイが遠ざかり、ひとつの星のように丸く見えてくる。
「自分で考えてたほど、そこはそんなにフォーカスしなくてもいいんだ。それよりももっと他にフォーカスする箇所があったんだ」と思えてくる。
扱っているモチーフが宇宙の天体だものね。
そのくらいのキャパで物事を見ると、自分にばかりフォーカスしていたのが、周りにいる人、地域、社会、さしては時間へまで拡がって思考できるかもしれない。
そういう視点を与えてくれる術なんだなと思った。
個人のホロスコープを活用して、自分の傾向と星の関連性を知っておくことで
今まで惰性だった無自覚な選択を自分自身で選ぶ軸へ変換できるだろうし
周りにいる人たちとの関係も星配置の因果だとすれば
闇雲に自己卑下をしたり悩むこともなくなるかもしれない。
ひじり法子さんはこの春から長野市カルチャーセンターで西洋占星術【基礎】~ホロスコープを知る~と題して講座を持たれるそうです。
ひじり法子さんのブログはこちら
ところで、今回お会いした cafe&bar が居心地よすぎて❤︎
サービスのプロは流石ですね。