Currently, it has continued to changing forever. This is quite in the nature of things.In this installation, which began in 2011 I have to express the circulation of life, this is third time.The theme is To change. I let a small balloons stand still on a white vinyl chloride board for one piece of Tatamimat and turned on a light from under the board and displayed it as if balloon in itself emitted light.I installed this in the center of a dark room smallest so far.Only participants are seeing.I made a border.
onsen chill-out[shibu-kyo] Ph:5 Installation [TEN]
Apr13,14.2013 at Rinsenkaku-hotel,room’boukyo’.
100 natural rubber balloons(clear 5 inch)/old Husuma/vinyl chloride board/lightings
事象は転じる。現在は永遠に無常である。これは自然界に横たわる普遍のルールのようだ。2011年より始めたこの作品で私はいのちの巡りを表現しているが、その3回目であるテーマは「転」と定めた。小さな風船を畳一枚分の白い塩化ビニール板の上に静止させ板の下から照明をあて、風船自体が発光しているかのように展示した。薄暗く今までで一番小さな部屋の中央に設置し、前回、前々回と参画者が触れ戯れることによって成立させた作品展開をやめた。参画者は周りを歩いたり座ったりして光る魂のような風船をただ見るしかない。私は境界をつくった。
境界は隔てる。逝くものと残されるものを隔てる。時間は止めることが出来ず、事象も永遠に留まることは無い。遮られた隔たれた境界には無常感が漂うが自らの位置を動かすことでこれを転ずることができる。自らに執着しなければ、いつでも違う方向から見る自由は与えられていると気付くことができる。これはアートが与える概念と共通し自覚をもたらす。この気づきと自覚は多くの混沌を解く鍵となる気がしてならない。震災より3年が経ち未だ癒えぬ傷を持つ魂が自らを転じて、新しい視点を得ることを祈ってこのインスタレーションを展開した。
渋響Ph:5 Installation 「転」
Apr13.14 2013/臨仙閣 望郷の間
天然ゴム風船約100個(クリア5インチ/透明ビー玉)/古ふすま/塩化ビニール板/照明器具
Installation works [Balloon] Nami goto
Publisher:Nami goto
Date:Aug1 2014
Circulation:30
Design:Noriyuki aizawa(aizawa design)
Photograph:Maki hiramatsu,Tetsuya machida,Nami goto