drawing.untitled/880×625mm/graphite/2019


娘がパンとチーズを持って遊びにきた。このアトリエには引越し以来の来訪。ひと通り近況を話して、遅いランチを食べに野毛へ出かけた。日差しの強くなった商店街をぶらぶらと散策しながら歩き、肉か魚が選択を決めて、美味しそうな肉屋へ入った。昼からスペアリブをがっつり頬張り、来月ふたりで予定している遊びのプランを考えた。何とはなしに、こうして会える時間がありがたいなと思う。アイスを買ってアトリエへ戻ってしばらくしてから帰って行った。
この部屋は、車が通るたびに揺れるので、こわいこわいと嫌がる娘をよそに、私はずいぶん揺れにも慣れたのだけど、近頃また地震が多発していて、もうすぐ夏至だし、やや注意なのかもしれない。最近の制作に思い浮かぶ音の多くは山中の景色を持っていて、半ば覚醒している魂は体を離れてその最中にいる。このような制作を重ねるたびに、時間や場所というものは、もはやこうやって超えて使っていくものなんだなと改めて思う。